新春のお慶びを申し上げます。
ペアの活動も二年前を迎えました。参画させていただいているプロジェクトも、次世代の暮らしや働き方を共に創りあげていく大企業、スタートアップ企業様の案件に恵まれ、たくさんの刺激をいただきながら仕事ができている実感があります。
年末に半日かけて2016年の振り返りを4人の仲間とする機会がありました。その中で一人に、守秘義務に触れない範囲で、もっと取り組みの内容や考えていることを発信して、あなた達のことを知らない人とも知り合いチャンスをつくるべき、というアドバイスを受けました。
確かに、弊社の仕事の大半は、これまでの仕事の縁が広がって得られた機会が多いのが現状です。それも無形の資産なのだと考えれば、すばらしいことではあるのですが、出会いの機会が広がらないことにもなっています。ビジネスチャンスというより、もっと思考を深めていけるパートナーと出会うチャンスがあるのかもしれません。確かに、納得の指摘であります。
私は、自分のSNSにあまり仕事のことを書いてきませんでした。多分、それは守秘義務のことや、クライアントとの間で上手く行っていればそれでいい、という思いが合ったからだと思います。
今年は、もう少し会社のWEBも有効活用し発信を充実させていきたいです。
そこで、ひとつ発信のキーワードになるのが、LIFE SHIFT。2016年10月に出版された本のタイトルでもあります。
弊社のめざす3か条でも共感しているコンセプトであり、参画しているプロジェクトにも関連しているものがあります。
LIFE SHIFTの中では、目に見える有形資産と見えない無形資産を分けて論じています。その中でも、特に高い関心を持っているのが、次の3分野です。
- 有形資産
- Off-Grid:電気だけではなく、水やガス、住居レベルで未来はどうあるか。
- 無形資産
- IoT×AI:人間の認知バイアスをサポートしフェアに選択し、評価される社会の実現。
- Re-Creation:自分を変化させていく余暇時間の使い方。
これらの三つの領域は半分は仕事で、半分は、自分自身も高い関心をもっていて実践していきたい内容です。プロジェクトの中で、LIFE SHIFTを推進させるのに必要な要素や、求められる価値観の転換は何かについて気がついたことを記せたらと思います。もちろん、開発に関わっているプロダクトやサービスのプロトタイピングについても、公開できる範囲でお話できたら幸いです。
また、振り返ると、自分で会社をはじめたことが既に一歩目のLIFE SHIFTでした。その環境をもっと柔軟に使って暮らし方、働き方を実験シフトさせながら、そこから得られた発見は何だったのかについても書いていきます。
どうぞ2017年もよろしくお願いいたします。
pear 栗原