【掲載】俯瞰の解像度(「TAKT PROJECTの東北考」第2回)

企画&リサーチャーとして参加している、TAKT PROJECTの東北考第2回が掲載されたAXIS Vol. 218が発売されています。

東北考のテーマは次のとおりです。

「人間を中心とした都市の発展の家庭でこぼれ落ちた「何か」があるのではないか。
厳しい自然と「周縁」としての固有の文化を有する東北各地を訪れ、そのこぼれ落ちた何かから、今後のデザインの手がかりを探ります。」(P112)

ゴールデンウィーク明けの2022年5月8日から10日かけて、山形県にある鳥海山を中心に数カ所を巡りました。

今回、中心にあった問題意識は、文中にある「川の暗渠化が象徴するように、「つながりとしての自然」は都市では隠された存在です。そこでは、自然全体を俯瞰して知覚する解像度が極端に低いのではないか?」です。社会課題のような大きなことから、公私に渡る日々の小さな取り組みまで、自分ごととして取り組むには、俯瞰する視点が不可欠ではないか。そのような意識を持ち、フィールドワークに臨みました。

雪解け水の勢い、冷たさ、空から大地、そして川から海へのつながる風景が心にずっと残り続けています。

ぜひ、ご覧ください。