目的
水の循環利用システムのユーザー利用体験デザインとプロダクトとしてのデザインを作り上げる
関わり
プロダクト1号機のデザインコンセプトや提供価値を具体化するためフィールドワークを実施したいとお声掛けいただきました。 スタートアップ企業であるクライアント側からCEO、エンジニア、デザインファームからデザイナーが参画したプロジェクトです。
弊社の役割
- ユーザーターゲット層の仮説構築ワークショップ
- 共創型フィールドリサーチ企画、実施
- 写真によるプロセスドキュメンテーション
- ペルソナとストーリーボードの作成とレポート執筆
時期:2016年8月〜2017年3月
クライアント:スタートアップ企業、デザインファーム
工夫と成果
- プロジェクトコアメンバーで共にフィールド体験して気づきを可視化:まだ世の中に無いコンセプトの製品であるため、既存ユーザーが存在しませんでした。そこで、プロタイプを活用しながらプロダクト企画者、エンジニア、デザイナーと共に、活用シーンの仮説を組み上げ、自分たちで体験して気づくという体験型リサーチを実施しました。野外でリアルな活用シーンに近づけて見ることで机上ではわからないデザイン上の規定やUXとして備えなければならない基準を浮かび上がらせました。製品開発のコアメンバーが全プロセスに参画していただけたことで、製品にかけるビジョンを十分に皆が共有しつつ、製品のコンセプトが具体化していけたと考えます。
- ストーリーボードによるプロダクトの利用シーンの具体化:ターゲットとなるユーザー像の価値観でペルソナを設定し、もし開発中のプロダクトがその人の元にあったなら、という仮定の元、ストーリーを描き出しました。3つの異なる価値観を持つペルソナが、それぞれどのような機能的価値や感性価値を求めるのか、リサーチでの気付きと作りて側の熱い想いをこめてディスカッションを重ねストーリーへと落とし込みました。
完了後の感想
持続可能な社会を実現するためとても大きなインパクトを持つ製品づくりの支援をしているという喜びを持ちながら、仕事をさせていただくことができました。 また、プロダクトの性質上、かなり厳しい環境での実験やフィールドワークを行い、そのときの温度感やドキドキ感が今も残る非常に生々しい案件でした。